【詳しく知りたい!】サポート校と通信制高校の違いってなに? 中央高等学院へ取材してきた

取材

2018/10/08

通信制高校を調べていると見かけることのある『サポート校』というキーワード。ホリエモンこと堀江貴文氏が設立したことで話題となった『ゼロ高』もサポート高という形式です。

しかし、サポート校がどんな場所なのか、通信制高校とは何が違うのかといったことについてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、毎日登校型であるサポート校『中央高等学院』の諸岡さんに、サポート校についての疑問と中央高等学院のことをお聞きしました。
まずは「サポート校と通信制高校の違い」からご紹介します!

通信制高校とサポート校って何が違うんですか?

<取材を受けてくれた方>
中央高等学院 スクールマネジメント事業部事業部長 諸岡利幸さん 

── サポート校と通信制高校は一体どんな違いがあるんでしょうか?

諸岡さん「通信制高校は高校なので、卒業すれば高校卒業資格が得られます。一方サポート校は高校ではないので、サポート校だけで高校卒業資格は得られません。ですので、サポート校と同時に各学校が指定している通信制高校に入学する必要があります」

── ということは、サポート校は通信制高校専用の補習塾のようなものなのでしょうか?

諸岡さん「補習塾的な意味合いもありますが、どちらかというと疑似全日制高校というイメージです。全日制高校と違って、毎日必ず登校する必要はないですが、うちではなるべく登校して学校生活を送ってもらうことを生徒には推奨しています。

もともとサポート校は、自学自習で頑張らなければいけない通信制高校の学習内容をきちんとこなし、卒業できるようサポートする教育機関でしたが、現在は色々なニーズから学習面と生活面の両方をサポートする形になってきました」

毎日登校は本当に必要?


── 必ずではないにしても、毎日登校することを推奨しているのはなぜなのでしょうか?

諸岡さん「まず勉強面で言うと、通信制高校に入学する人たちの平均年齢が、以前は20代だったのが今は10代に変わっていて、中学卒業後すぐに入学する子が多くなってきています。

また、私達の学校でも、高校1年生・2年生で転校してくる生徒が多いですね。もちろん、高校3年生で転校してくる生徒もいます。

通信制高校を卒業するには、レポート、スクーリング、テストが必要ですが、レポートでいうと、年間100枚くらいのレポートを、締切を守りながら継続的に出すということを3年間やり続けなくてはなりません。それって16歳くらいの子には大変ですよね」

── それは確かに大変そうです。実際、通信制高校のレポートの提出率はどれくらいなんでしょうか?

諸岡さん「たとえば教材が送られてきて、答えて送って添削が返ってくるような一般的な通信教育の教材ですと、一般的に提出率が20%~30%くらいと言われています。通信制高校のレポートも学校によって違いはあるでしょうが、だいたいそれくらいだと思います」

── かなり低いですね。それはレポートの内容が難しいということもあるのでしょうか?

諸岡さん「レポート自体は、教科書を見ればある程度できるような内容だと思います。でもやっぱりできない、出せないんですよね。それは、習慣化すること継続することが難しいからだと思います。

だからこそ、勉強する習慣やレポートをやる習慣を身につけるために、うちではできるだけ毎日学校に通うように生徒に伝えていますね」

修学旅行が2回 その理由とは

── 生活面では毎日登校する理由はどんなものがありますか?

諸岡さん「家に届いたレポートを一人でひたすらやって3年間過ごしていくと、行事や授業がないのはもちろん、友達付き合いも減ってしまいがちです。そう考えると、友達と楽しく過ごす時間というのは通信制高校だけだと作りづらいですね。

友人が元の高校や中学校の同級生などにいる場合でも、友達に新しい友達ができる、帰ってくる時間が夕方になる、塾予備校で忙しくなるなど、会う機会が減っていくようです。

だからこそ、通信制高校で高校卒業を目指す生徒にも、全日制の高校と同じように勉強する場所がきちんとあって、友達づくりもできる環境があるサポート校を利用してもらいたいという気持ちがありますね」

── こう言ってはなんですが、大人になって高校生活で何を覚えているかっていうと勉強以外の些細な出来事の方が多いですからね。

諸岡さん「そうですよね(笑) でも、我々はそういうごくごく当たり前の高校生活を送ってもらいたいと思っています。

例えば、高校の修学旅行も人生のうちで1回きりの機会ですよね。その機会をなるべく持ってほしいと思って、うちでは修学旅行を2回用意しているんです

── 2回ですか?

諸岡さん「はい。2年生時に中央高等学院ではない学校に在籍していたけれど修学旅行には行けなかった、という生徒がそのあとうちの学校に転校してきたとき、うちでもう修学旅行がなかったら高校の修学旅行に参加するチャンスがないですよね。だから2年生と3年生で修学旅行を2回行っているんです」

── いつ転学しても、そこから学校生活の思い出が作れるわけですね。

諸岡さん「そうですね。サポート校では、学校にきてレポートの内容だけ教えてもらって終わり、というのではなく、教室でしっかり授業を受ける、行事にも参加するという体験をしてもらいたいと思っています」

まとめ

サポート校は「生徒を学習面と生活面からサポートする疑似全日制高校のような存在」だということが分かりました。
勉強する場所や、一緒に同じ体験をできる友人がいる環境というのは、継続して学校卒業のための努力をするには、心強い存在と言えるでしょう。

次回は、「サポート校と通信制高校の組み合わせは自由に選べるのか?」という疑問について紹介したいと思います!

取材協力

 

この記事を書いたのは

通信制高校ナビ「リアル通信制」編集部