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不登校とは? 状況と小中高別の問題

不登校という言葉は、ここ数年で誰もも知っている言葉になってきていますが、文部科学省によると、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にある為に年間30日以上欠席した者の内、病気や経済的な理由による者を除いた者」と定義されています。

社会問題化する不登校

以前は不登校という言葉よりも「登校拒否」という言葉が多く使われていました。平成13年度には小中学生の不登校児童生徒数が13万9千人と過去最高を更新するなど、現在に至るまで憂慮すべき社会問題となっています。

平成24年度の速報値によると、小中学生の不登校児童生徒数は約11万7千人。前年度の約11万9千人より約2,000人の減少が見られます。前年度に比べると、不登校児童生徒数自体は減少傾向にあるものの、少子化によって児童数が減少していることを考慮すると、実際にはそれほど減少しているとは言えないのかもしれません。

小中学校の不登校問題

不登校問題は学年別にみると、学年が進むにつれて深刻となり、中学3年生が最も多く中学生全体の41.3パーセントを占めています。中学校3年生の時点で不登校であると、その中から高等学校に進学する生徒はわずかだと考えられます。

不登校の原因は、「本人」「家庭」「学校」に起因する、3つに分類することができます。以前は学校生活に起因する不登校が多い傾向にありましたが、近年は小中学生ともに「無気力」や「情緒不安定」という本人に係る問題が起因する不登校が増加しているようです。とはいえ、児童が不登校になる原因やきっかけは本当にさまざまであり、個別の対応が必要となっていることは間違いありません。

小学校の不登校要因

  • 「本人の問題に起因」・・・53.2%
      病気・その他本人に関わる問題等
  • 「家庭生活に起因」・・・24.0%
      親子問題・家庭内不和等
  • 「学校生活に起因」・・・16.8%
      友人関係や教師との関係・学業不振等

中学校の不登校要因

  • 「本人の問題に起因」・・・25.7%
      病気・その他本人に関わる問題等
  • 「学校生活に起因」・・・12.7%
      友人関係や教師との関係・学業不振等
  • 「家庭生活に起因」・・・58.8%
      親子問題・家庭内不和等

※上記平成24度発表の文部科学省からの速報値です。

高校の不登校問題

高校生の不登校問題はより深刻であり、不登校になった生徒の31.5%が高校を中退しています。またその中で8.9%の生徒が進級できずに留年しています。こうした数値を見ると、不登校になった生徒の半数近くが、中退か留年していることが分かります。
不登校になった原因としては、小中学生同様に「本人の問題に起因」、人間関係など「学校生活に起因」する不登校が約8割以上を占めています。また、不登校が継続している理由は「不安などの情緒的混乱」やなんとなく行く気がしない「無気力」、さまざまな理由が重なって登校できない「複合」というのが上位を占めています。

高等学校の不登校要因

  • 「本人の問題に起因」・・・61.7%
      病気・その他本人に関わる問題等
  • 「学校生活に起因」・・・24.9%
      友人関係や教師との関係・学業不振等
  • 「家庭生活に起因」・・・8.5%
      親子問題・家庭内不和等

※上記平成24度発表の文部科学省からの速報値です。