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通信制高校に通うメリット・デメリット

通信制高校に通うメリット・デメリット

通信制高校は、単位制や登校スタイルから、全日制や定時制高校とは違った特徴があります。それでは、そんな通信制高校に通うメリットやデメリットはどんなものがあるのでしょうか。

この記事の目次

  1. メリット① 費用が安く、働きながらでも通える
  2. メリット② 自分のペースで勉強できる
  3. メリット③ さまざまな人に対応する環境がある
  4. デメリット① 自分で勉強を進める必要がある
  5. デメリット② 人と一緒にいる時間が少ない
  6. デメリット③ 世間体が気になる
  7. 定時制や全日制ではなく通信制に通う意味とは

メリット① 費用が安く、働きながらでも通える

公立の通信制高校では、世帯収入次第で3年間通っても10万円ほどで卒業することができます。私立の通信制高校も、学べる内容やカウンセラーの有無によりますが、年間10万円~70万円程度で、公立より手厚いサポートを受けつつ卒業を目指せます。また世帯収入によっては、高等学校等就学支援金の利用で自己負担額をかなり下げることができます。

費用面の手軽さだけでなく、通信制高校は時間の融通が効くため、アルバイトやパートをしながら、正社員で働きながら通っている人もいます。これにより、金銭的な問題で全日制の高校には行けない、という人でも高校を卒業することが可能です。

メリット② 自分のペースで勉強できる

通信制高校は毎日同じ時間に登校する必要がある全日制や定時制と比べて、自分自身の時間が多く取れるという大きなメリットがあります。

通信制では、月に2~10回のスクーリングとレポート提出、試験がありますが、これ以外の時間は生徒の自由です。アルバイトや、趣味を極めるもよし。アスリートや芸能活動を行っている方など、学校に定期的に通うのが難しい人でも高校卒業を取得することが可能です。

病気を持っている人や、月に2~10回のスクーリングも難しいという人でも、普段は自宅学習をし、年に10日ほどの集中スクーリングを受けるだけの学校もあり、自分のペースに合わせて勉強を進めることができます。

メリット③ さまざまな人に対応する環境がある

メリット③ さまざまな人に対応する環境がある

通信制高校には、いじめや不登校を経験した生徒や、若い頃に高校を卒業できなかったという人、持病や障害があり毎日学校に登校することが難しい人など、多様な人が通っています。

そのため、生徒やその親の相談を受けられるカウンセラーがいたり、インターネットを使ってレポートを提出できたりと、定時制や全日制に比べ学ぶ人を柔軟に支える仕組みが整っています。 また、学校によっては資格取得や体験学習に積極的なところもあり、卒業後はすぐに働きたいという人や将来に対するイメージがわかない人へのサポート体制があります。

こういったサポートは公立よりも私立の通信制高校の方が整っている状況であるため、自分の希望や勉強のしやすさに合わせて学校を選ぶことが大切です。

デメリット① 自分で勉強を進める必要がある

全日制や定時制高校では、学校に行ってカリキュラム通りに勉強を行うことで高校を卒業できます。

しかし、通信制高校は基本的に自学自習。レポートも自分で教科書を見ながら作成しなければなりませんし、そもそも誰かが勉強時間を決めてくれる訳ではありません。自分で勉強時間を確保し、自ら学習に取り組む必要があります。これが大変で、通信制高校に何年も在学している人や、登校しなくなる人も少なからず存在します。

卒業後、この大学に行きたい!早く働いて自分でお金を稼ぎたい!といった目標があれば、自宅学習も積極的に取り組めるかもしれません。

しかし、まだ目標が見えないという人、学校に行くというだけでもしんどい状態の人など、自分だけで勉強を進めるのが難しいと思う場合は、サポート校や塾といった機関を利用し、継続的に勉強を進められる環境を整えることが必要かもしれません

デメリット② 人と一緒にいる時間が少ない

デメリット② 人と一緒にいる時間が少ない

一般的に、登校は週に1~3回が基本、クラスなどもはっきりと決まっていない通信制高校では、全日制や定時制よりもクラスメイトや先生と一緒にいる時間は少なくなっています。

また、通信制高校には不登校やいじめを経験している人も多いため、人間関係に恐怖心を抱いている人でも、同じ悩みを抱えているからこそ、理解し合えることがあります。 また、生徒数が少ない代わりに、先生も生徒一人ひとりをしっかり覚えてコミュニケーションを取ってくれるのも特徴です。

デメリット③ 世間体が気になる

通信制高校に入学を考えている方の中には、通信制高校に通うことが恥ずかしいと感じたり、全日制の高校に行けなかった悔しさから挫折感を感じたりする生徒や保護者もいるでしょう。

全日制のように毎日通わないから、世間体が気になる、他人と違う所が気になるというのは選択に迷いをもたらす要素となるかと思います。

ただ、子どもの減少が進み高校が少しずつ減っていく中、通信制高校は年々高校数や生徒数を伸ばし続けており、令和元年では16人に1人、のべ約20万人が通信制を選択しています。参照:文部科科学省出典・高等学校教育の現状について(PDF)

つまり今はまだ少数派に感じるかもしれませんが、自由な登校方法や新しい分野を積極的に取り入れる通信制は、今後も着実に生徒数を増やし、高校を選ぶ際の選択肢として「当たり前」へと変化していくでしょう。

定時制や全日制ではなく通信制に通う意味とは

通信制高校は、金銭的な理由で進学を諦めていた人にとっては、働きながらや費用を抑えながら高校卒業の可能性が。

そして、不登校やいじめを経験し、人と関わることに不安になっている人にとっては、同じ悩みを抱えている生徒や、知識のある専門家や教師とともに、卒業を目指せる環境が整えられています。

デメリットとして、自学自習が必要、友人と学校で過ごす時間が少ない、世間体が気になるといったことがあります。しかし自学自習が不安であればサポート校を利用し、友人と過ごす高校生活に憧れるなら、登校回数が多いコースを選ぶなど対処法はいくつも存在します。

またもし世間の目などが気になる場合は、あと数年も経てば高校を選ぶ際に、通信制を選ぶこと自体が当たり前になる未来がすぐそこまできています。

高校選びは、あなたの将来を左右する大きな選択の一つです。だからこそ、メリット・デメリット両方を吟味し、あなた自身が後悔なく満足できる高校生活を送るにはどうすればいいのかを、しっかり考え納得した答えを出してください。