【アンケート調査】子どもが通信制高校に入りたいと言ったら? 保護者250名に調査

通信制高校

保護者の声

2021/10/29

現在、さまざまな企業や学校が通信制高校を立ち上げるようになりました。これにより、通信制高校へのイメージにも変化が起きています。
しかし、実際に自分の子どもが通信制高校に入りたいと言ったら、保護者の方はどのように感じるのでしょうか。

通信制高校に対するイメージ、不安に思うこと、わからないこと、高校進学で重視するポイント、高校生活をどのように過ごしてほしいかなどについて、小学生〜高校生の子どもがいる保護者の方250名(男性:144名/女性106名)を対象にアンケートを実施しました。

保護者の反応1位は「理由・目的を聞く」

最も選択した方が多かったのが、「理由・目的を聞く(66.4%)」でした。
子どもによって目的は千差万別、その選択がどのような理由によるものなのか判断した上で、検討するという保護者が多いようです。

また、通信制高校に前向きな反応では、

  • 通信制高校について調べる(29.2%)
  • 子どもと一緒に通信制高校を探す(16.4%)
  • 子どもと一緒に通信制高校を探す(15.6%)

といったように、子どもと一緒に調べてみたり、見学をしたりといった通信制高校を知るための行動を選択するといった声も少なくありませんでした。

一方で、

  • 他の選択肢がないかも子どもと一緒に考える(19.6%)
  • 全日制高校に入るように言う(16%)
  • 考え直すように促す(12%)

といった、通信制高校以外の選択肢をさぐるように促すという声も、同程度見られました。

教育水準・進学への影響を不安視

通信制高校へ積極的には考えていない保護者の方65名に、通信制高校の不安な点について質問しました。
その結果、通信制高校の教育水準と、進学への影響に不安を感じている保護者が約半数いることがわかりました。また、全日制と同じく友達が出来て、いわゆる「一般的な高校生活」が送れるかどうかということについても不安に感じる保護者が多いようです。

ただ、イメージが良くない(35.38%)、よく知らない(32.31%)と回答する保護者も多いため、通信制高校について知らないため、印象が一昔前のよくないイメージにとどまっていることが推察できます。

多くの点で通信制高校についてわからない保護者が多数

通信制高校についてわからない点をすべての保護者の方に調査しました。その結果、いずれの項目についても2割以上が「わからない」と回答する結果に。

中でもポイントが高かったのは以下の3つ。

  • 学習の仕方(58%)
  • 登校日・登校頻度(52.4%)
  • 学べる内容(52%)

通信制高校の特徴でもある登校頻度や、それに伴う、学習の方法・内容について気になる親が半数以上いました。

また、クラブ活動や学校行事についてわからないという回答が集中していることから、どのような高校生活が送れるのかについても不明点に感じる保護者の方が多いようです。

高校進学は子どもの希望が最重要ポイント

子どもの高校進学そのものについて、親が最も重視しているポイントとはなんでしょうか。

アンケートでは、7割超の親が「子どもの希望」を重視していることがわかります。最初のアンケート(通信制高校に行きたいと子どもに言われたらどうする)で6割以上の親が「理由・目的を聞く」を選択したのと同じく、本人の希望や意思を尊重するという声が大多数となりました。

一方、やはり大学の進学率や学校の偏差値が気になるという層も3割程度ほど見られました。学力を重視する声も根強くあるといえるでしょう。
ただ、学校のブランド重視というよりも校風や在校生の雰囲気など、学校の持つ空気感を気にしている親が多いようです。
なお、1割ほど、「学校のいじめや非行への取り組み」を気にすると回答した保護者もいました。

高校生活で子どもに期待するのは「楽しむこと」と…

子どもの高校生活に望むことでは、学校生活を楽しんでほしい(45.2%)が最も多くなりました。また、高校の次のステップとしては大学・就職という重大な選択が迫ることからも、「目標ややりたいことをみつけてほしい(21.6%)」と願う保護者も多いようです。

回答を総合すると、勉学そのものもそうですが、高校内でのコミュニケーション、良き人間関係を期待する声が大きいことがわかります。

子どもの希望は重視したいが通信制について知らないことが多い

今回の調査では以下のことがわかりました。

  • 大半の保護者は子どもが希望する進学先に進んで欲しいと考えている
  • 通信制高校についてあまり知らないという保護者が多い
  • 通信制高校については、学習内容もさることながら、同級生たちと人間関係を築けるような高校生ライフが過ごせるかどうかを気にしている

2020年から、コロナ禍により多くの全日制高校でもオンライン授業が行われました。授業に限らず、現代のコミュニケーションはいくつもの手段が存在し、人間関係を結ぶツールも多種多様となっています。そんな中、友人関係もさまざまな方法で築くことができますし、近年通信制高校ではオンライン上での部活動や課外活動も活発です。

また、大学受験改革により、単純な偏差値だけではない思考力や経験を重視する傾向も今後ますます強まっていくでしょう。そんな中、自分の時間をデザインしやすい「通信制高校」を考える子どもたちは増えてくるかもしれません。

それはつまり、子どもから通信制高校に行きたいと言われる親御さんも増えてくるということ。
まずは親子で通信制高校はどんなところなのか、調べてみて、必要に応じて学校見学なども検討してみると良いでしょう。

◎参考ページ

「高校進学に関する意識調査」概要

  • 調査対象:小学生〜高校生の子どもの保護者250名
    男性:144名 女性:106名
  • 調査期間:2021年10月19日
  • 調査方法:インターネットでのアンケート調査

※アンケート結果、またグラフなどのデータはすべて「通信制高校ナビ」が権利を持ちます。転載をされる際は、必ず「出典:通信制高校ナビ」という表記と、当サイトへのリンクをお願いいたします。

この記事を書いたのは

通信制高校ナビ編集部