クラス替えが不安……入学や進級で生まれる新しい人間関係にどう向き合えばいい?

教育問題

2019/04/07

春は進級や進学の季節。そこにつきものなのが、「クラス替え」などで生まれる新しい友人関係です。仲がいい友達と同じクラスになってホッとしたり、仲がいい友人があまりいないクラスになって緊張したり……。「新しい人間関係」をうまく作るのはなかなか難しいもの。そんな場所で、少しでも自分らしく過ごすには一体どうすればいいのでしょうか?

そんな不安な気持ちを抱えるあなたへ。新学期前に心得ておきたい「クラス替え」への向き合い方をご紹介します。

一人で過ごすことを恐れない

すでにクラスでグループができてしまっていて入りづらい。そんな時、「一人でいるのが恥ずかしい」と感じてしまうかもしれません。

けれど、仲良くなるのにかかる時間も、心地よい距離感も人それぞれ。クラスメイトだからと言って、友達や親友にならなくてはいけないわけではありません。だから、望まないのに急いでグループに入ろうとしたり、無理に話を合わせたりしなくても大丈夫。

自分らしさを失くしてまで、周りに合わせなくてはいけないというプレッシャーを感じる必要はないのです。

勉強や読書などの趣味に打ち込む

休憩時間は、孤独を感じやすい時間でもありますよね。そんな時は、勉強や読書など自分の好きなことに時間を使ってみて。

学校に通う期間は、あなたの人生のほんの一部。その間に、本当に好きなものや打ち込めるものを見つけられる人は決して多くはありません。だから、自分のやりたいことや興味のあることがあって、それに時間を使うのはとても有意義なこと。胸を張って、自分が望む時間の使い方をしてくださいね。

学校やクラスの外で仲間を見つける

合わない友人に無理に合わせる努力より、自分で仲間を見つけに行く方が楽しみを見出しやすいかもしれません。例えば、習い事や運動、好きな芸能人、趣味などで気の合う仲間を見つけたり。もちろん、部活など違うクラスの友人を大切にするのも。

今は、インターネットやSNSを通じて同じ興味を持つ友人を見つけやすい時代でもあります。クラス以外に自分の居場所があれば、新学期の不安を和らぐかもしれません。

仲良くしてくれる人を拒まない

もし自分から積極的にクラスメイトに話しかけられないと悩んでいても、挨拶や声かけをしてくれるクラスメイトになら、少し歩み寄りやすいのではないでしょうか。

絶対に受け入れなければいけないことはありませんが、もしかしたら拒む必要もないのかも。「どんな子なのかな?」と興味を持てば、今までは気づかなかった面が見え、人間関係を深める一歩になるかもしれません。

多くの人がクラス替えにドキドキしています。気の合う友達がすぐに見つからなくても、大丈夫。誰とでも仲良くできない自分を責めたくなる瞬間もあるかもしれないけれど、友達は数を競うものではありません。

学校で過ごす時間も、あなたの大切な時間の一部です。無理なく、少しでも自分らしく過ごすヒントが見つけられるのを願っています。

(執筆:橋本結花 編集:鬼頭佳代/ノオト)

※本記事はWebメディア「クリスクぷらす」(2019年4月7日)に掲載されたものです。

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