不登校から毎日登校型の技能連携校へ 「やりたいこと」で変わった2人の学校生活

取材

2018/08/06

前回は、ファッションビジネス科とITビジネス科がある技能連携校・千葉モードビジネス専門学校高等課程(以下 千葉モード)で、どんな授業が行われているのかをお伝えしました。

後半であるこの記事では、2名の生徒さんにお話を聞きしました!

不登校経験があるという2人は、いったい千葉モードでの学校生活をどう感じているのでしょうか。

体調不良から不登校に 渡部さんの場合

インタビューに答えてくれた生徒さん

渡部さん
1年生
ファッションビジネス科

── 渡部さんは1年生ということですが、もう学校には慣れましたか?

渡部さん「もう結構慣れましたね。人数が少ないので、みんな結構友達って感じで」

── 高校には、全日・定時・通信などたくさんの学校があると思うんですが、なぜ千葉モードを選んだのでしょうか?

渡部さん「もともと私、中学は好きじゃなかったし体調も悪くて学校を休みがちな方だったんです。それで、地元であった不登校の子でも行けるような高校の説明会みたいなのに行って千葉モードを知りました。見学も何回か来ましたね。

学校の説明を受けるほかに、シュシュを作りました。楽しかったです。それで、ファッションのことも昔から好きでしたし、ここは合うかなと思いましたね」

── 他の学校とは迷いませんでしたか?

渡部さん「最初は通えればどこの高校でもいいかなって思ってたんです。
でも真剣に進路を考えたときに、ちゃんと卒業できるところがいいなと思って、それはどんな学校か考えたら、自分が続けられるには、好きなことも高校の勉強もできる学校がいいと思って。それができるのが、ここの学校だけだったので、ここにしました」

── すごく考えて高校選びをしたんですね。先ほど中学校のときに休みがちだったとおっしゃっていましたが、理由を聞いてもいいですか?

渡部さん「私、慢性的な貧血と低血圧がひどくて。中学1年生の夏休みに低血圧がひどくなって、夏休み明けからは学校にほとんど行ってなかったですね。起きるのも夕方くらい。

中学のほうが登校時間も早かったし、部活とかもあったのでしんどかったです」

── それは大変でしたね。今は、体調は大丈夫ですか?

渡部さん「今もひどいんで、学校は通院しながら通ってます。でも千葉モードは楽しいことがあるんで、毎日これてますよ」

── 楽しみがあるって大事ですね。ファッションの授業以外に、学校生活で気に入ってるところがあれば教えてください。

渡部さん「先生も全体的に話しやすいし、クラスもみんな友達みたいな感じ。最初は全然知らない子同士だったのでみんなガチガチだったけど、1週間くらいで『みんな友達』ってなりました。

科が(ファッションビジネス科とITビジネス科で)別れてるけどあんまり関係なくて、休み時間も一緒に遊んでますね。

あとは、授業も少人数なんで聞きたいことがあったらすぐ聞けるし、先生も教えに来てくれるので、困ることがそんなにないです」

── 中学の時とはかなり違いますか?

渡部さん「中学は、クラスでグループが4つくらいに分かれてたんですけど、そういうのがあんまり好きじゃなかったんです。せっかく同じクラスなのになんで分かれるんだろうって…。

一部の人が陰口をすごく言っていたり、体調が悪かったりというのもあって、あそこ(学校)はあんまり好きじゃないなって思っていました。でも今の学校はお互い注意とかはするけど、裏で陰口言ったりはしないので。そのほうがこっちも直しやすいし快適ですね」

── そうなんですね。ほかにも魅力的だと感じることはありますか?

渡部さん「毎日登校型だけど、とにかく通いやすいし、いい意味でゆるいです(笑)

体調が悪くなってもすぐ言えるし、先生たちもすぐ『体調悪いの?』って心配してくれます。中学だと、体調悪くても自分から手を挙げて言わなきゃいけないけど、ここだと自分から言えない子でも先生が話しかけてくれます。

友達が全日に行ってるので、話を聞くと全日も楽しそうだなって思うんですけど、毎日5時間とか6時間とか授業で、楽しい授業がないみたい。ここでは、好きな授業もあるし普通の数学とか国語の授業もあって、両方学べるのでいいですよ!」

── ありがとうございました!

毎日登校型でも大丈夫 小西さんの場合

インタビューに答えてくれた生徒さん

小西さん
2年生
ITビジネス科

── 小西さんは、どうしてこの千葉モードに入ろうと思ったのでしょうか?

小西さん「公立高校を目指したんですが、中学校にあまり行ってなかったので入れなくて。それでネットで探したり、中学校の先生に話聞いたりして、行けるところで興味のある商業系の勉強ができる学校を…と思って見つけたのが千葉モードでした」

── 中学に行ってなかったのは、なにか理由があったのでしょうか?

小西さん「昔からあんまり学校に行けなかったんですよね。たまに具合が悪くなるときもあったけど、なんとなく行けなかった感じです」

── そうなんですね。でも千葉モードは毎日登校する形式ですよね。不安はありませんでしたか?

小西さん「不安はあったんですけど、自分の好きなことの勉強も多いし、授業が早く終る日が結構あるので通いやすいんです。

あと、周りに人がたくさんいるのはあまり好きじゃなかったのですが、ここは生徒が少ないからあまり人間関係で疲れることも少ないですね。

授業もゆっくり進むし、先生に聞けばすぐ教えてくれるので、勉強が苦手な子でもいいと思います。先生と生徒も結構仲いいですし」

── 最初は全日制の高校を目指していてたということですが、いまは全日制のことをどう思っていますか?

小西さん「全日制に通っている子の話聞くと、すごく忙しそうだし、先生のこと嫌いっていう子も多いんですよね。先生が全然話を聞いてくれないとかで…。だから私はここで良かったなと今は思います」

── 2年生ということですが、今後の目標などはありますか?

小西さん「千葉モードに、行きたい大学の指定校推薦があったのでそのために頑張っています。学校で勉強も教えてもらえるから、テスト前は残って勉強したりしてます」

── ありがとうございました!

終わりに

今回インタビューを受けてくださったお2人。突然のオファーだったのにもかかわらず、しっかりと自分の考えや過去の悩みを教えてくれました。

それは、風通しがよく信頼できる友人や先生がいる、和やかな雰囲気の場所でやりたいことができる。
そんな環境に出会えたからこそ、自分の過去を語ることができ、将来の希望に向かって努力できるのではないでしょうか。

彼女たちは持てる選択肢の中から千葉モードという場所を選びました。いま、迷ったり悩んだりしている方は、まずその選択肢を探すことから始めてみませんか?

取材協力

千葉モードビジネス専門学校 高等課程

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この記事を書いたのは

通信制高校ナビ「リアル通信制」編集部