【飛鳥未来高等学校の場合】通信制高校の入試や面接・ 入学した感想を聞いてみた!

生徒・先生の声

通信制高校

2021/06/14

高校生活を思いっきり楽しむには、自分の合った高校に行くことが一番。
でも、自分に合っている学校かどうかを見極めるのは難しいですよね。

中学卒業後の進路で最も多いのは、やはり高校への進学です。現在、通信制高校も含めた高校進学率は98.8%に達しています。

特に最近では通信制高校への進学率が上がっており、これまで毎年約18万人で横ばいだった生徒数は、令和2年に20万6994人まで急増しました。※参考:文部科学省「学校基本調査」

春から夏にかけての動きを聞いた前回の記事に引き続き、飛鳥未来高校と飛鳥未来きずな高校に通う先輩3名にインタビュー。秋から冬にかけて、どのように中学卒業後の進路を固めていったのか教えてもらいました!
通信制高校への進学を考えている方は、ぜひ先輩の意見を参考にしてみてください。

▼話をしてくれた生徒さん

比嘉七望(ひがななみ)さん
池袋キャンパス 1年
筆内璃乃(ふでうちりの)さん
お茶の水キャンパス 1年
秋葉遼(あきばりょう)さん
お茶の水キャンパス 1年

志望校を決め入試を行った 9月~3月

質問① 志望校が決まってから、入学試験に向けてどんな準備をした?

秋葉「自分は、自分も親もとにかく納得するまで話し合いました。最終的に志望校を飛鳥未来きずな高校に決めたのは10月~11月頃です」

筆内 「私もこの時期に飛鳥未来きずな高校へ行こうと決めました」

比嘉「私は12月に飛鳥未来高校の入試説明会に参加し、そこで“入試対策ブック”をもらいました。入試に必要な対策ブックをもとに面接の練習をしたのを覚えています。教室への入り方、お辞儀をして頭を下げる時間などが詳しく書いてあり、家でも繰り返し練習しました。
中学校から推薦をもらうために校長先生と面接をしたのですが、その時も入試説明会で学んだことを意識して臨み、無事に推薦をもらうことができました」

質問② いつ頃に出願しましたか?

筆内「出願したのは1月です。期限は2月の初めですが、定員に達すると募集が打ち切られる場合があるので年が明けたらなるべく早く出願した方が良いと思いました」

質問③ 試験はいつ? 試験の内容は?

秋葉「2月の初めの面接期限までに面接を受けなければなりませんでした。1月に出願して、2月初旬までに面接を受ける、という流れですね。試験では、受験の動機というA4の作文の提出と面接がありました。ただ、『みらいの教室』に参加したときに作文は書いていたので、僕は面接だけでした」

筆内「でも、その面接が本当に緊張するんです。高校で頑張りたいことや自分の長所と短所を話すのですが、自分の長所って何だろうと改めて考えると全然出てこないんですよ(笑)」

比嘉「受験生はみんな緊張してるよね。私はとにかく笑顔さえキープすれば和やかに進むはずだと信じて、終始笑顔で話すことだけを心掛けていました」

<みらいの教室とは?>
「みらいの教室」は中学3年生を対象とした飛鳥未来・飛鳥未来きずな高校のオリジナル学習支援&登校サポート制度です。中学の勉強の復習をはじめ、在校生とお菓子づくりやお楽しみ体験などを行い、登校や学校の雰囲気に慣れていきます。複数の学校が集まる合同ガイダンスも夏から本格的にスタートします。

質問④ 合格発表はいつ、どんな形だった?

比嘉「面接を受けてから1週間以内に合否結果が郵送されてきます。私は一緒に受験した友だちから“合格通知が来た!”と連絡が来て、郵送されたことを知りました。私にはまだ届いてないのは、もしかすると不合格だったから?と不安に思いましたが、郵便受けを確認すると合格通知が。
飛鳥未来高校に通えるんだと嬉しさがこみ上げてきましたね」

いよいよ高校入学!実際の高校生活はどう?

質問⑤ 高校生になって、なにか変化はありましたか?

秋葉「中学では心無い言葉に傷つき学校に通えなくなりましたが、ここではクラスメイトと自然に打ち解けることができ、いまでは自分が『みらいの教室』のスタッフをしています。人と話すのは苦手でしたが、僕と同じように苦しんでいる中学生がいれば自分の体験を伝えたいと思い、立候補しました。
最初は面接の時と同じくらいドキドキして上手く話せたかわかりませんでした。でも、イベント後に先輩が“ちゃんと話せたね。よくできていたよ”と言ってくれたんです。その一言が嬉しくて、いまも継続しています。
僕にとっては、中学時代からは信じられないほどの変化です」

筆内 「私は中学の頃は計画を立てて勉強することができませんでした。いまはスクーリングまでにレポートの課題があり、それに向かって自分でスケジュールを立て勉強できるようになりました。
入学前は、通信制高校は普通科に比べると勉強面で劣るのかなと思っていたのですが、自己学習をしっかりやれば先生が褒めてくれるので勉強へのモチベーションもどんどん上がっています」

高校選びに悩んでいる中学3年生へメッセージ!

比嘉「もう一度中学3年生に戻って自由に高校を選べるようになったとしても、私は飛鳥未来高校に入学します。一緒に学ぶ生徒も、教えてくれる先生も優しく、ノーストレスで通えるからです。
高校が楽しいので、当初は週2ペースだった登校も、いまは週4ペースになりました。高校生活を楽しみたい人にはぴったりの学校だと思います」

秋葉「体調が不安定な時は進路について考えることができず、いつも将来が不安でした。でも、学校説明会で中学での状況を伝えると、真剣に話を聞いてくれて悩みを受け止めてくれたことに、とても安心できたことを覚えています。
中1から学校に通えなくなった僕でも高校生になれました。いま辛い状況でもあまり思い詰めず、前を見て高校で人生を変えてください」

筆内「当時の自分にいまの自分から声を掛けるなら、『無理しなくて良いよ』と伝えます。
入院前は体調が悪くても無理して学校に通い、勉強をしないといけないと追い詰められていました。でも、いまは自分から勉強に向き合えています。
みなさんも周りの意見には流されず、自分の行きたい学校を見つけてください」

編集後記

インタビューに答えてくれた先輩たちは、みんな入学した高校に納得感を持っていました。それは、学校説明会やオープンキャンパスで事前に学校の雰囲気を知り、「ここなら大丈夫」と確信できているからでしょう。

不登校などの状況を経験している生徒さんは、今の自分でも大丈夫なのか?と心配になるかもしれません。
しかし、3人と一緒にインタビューに参加してくれた飛鳥未来きずな高等学校の滝島先生も、「中学の時は不登校だったとしても、高校では自分のペースで無理なく登校できるようになった生徒を何百人も見てきた」とおっしゃっていました。

学力レベルから「行ける高校」を割り出すのではなく、しっかり情報を集め、「自分に合う高校」や「行きたい高校」を見つけてください。
そうすれば、きっと高校3年間がとても楽しいものになるはずです!

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この記事を書いたのは

通信制高校ナビ編集部