統合失調症と闘う通信制高校生が作文コンテストで入賞
統合失調症との闘いの中で、文章を書くことの喜びを知った通信制高校生の生徒が、大学主催の作文コンテストで佳作に入賞しました。。数年前に幻聴や音に苦しむ統合失調症の症状が表れ、1年2カ月の入院生活を送った後、岐阜県立華陽フロンティア高校に編入して治療を受けながら援護寮で料理をしたり、週3回ほどの軽作業を行い、社会復帰を目指しています。昨年秋、学校の文化祭で自作の詩やエッセーを展示して評価され、文章で表現する喜びを知ったそうです。誰かに認めてもらうことが社会への不安感を拭い去り、再出発を決意するきっかけになるのだと改めて感じました。通信制高校により自分の才能や可能性を開花させることができれば、自分への自信となり次への一歩を踏み出せるのではないかと確信しています。
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聖光学院高がネットを活用した通信課程開設
福島県の聖光学院高は今春、インターネットを通じて自宅に授業の映像を流し、ウェブカメラで教師と生徒がやりとりできるシステムを活用した通信制課程(3年制)を開設するそうです。自宅に専用パソコンとウェブカメラを設置すれば、好きな時間にアクセスし、授業の映像を見ながら学習できます。また指定の時間には、自宅にいながら教師とウェブカメラで面談し、学習に関する質問や生活・進路などさまざまな相談ができるといった画期的なシステムだそうです。
授業映像は実際の教室で撮影され、ネットで映像を見ているうちに「また学校で勉強したい」と思えば、全日制への編入も可能だそうです。現在不登校の生徒が社会問題となっていますが、こういった通信制高校の取り組みで一人でも多くの生徒が再生できればと思いました。
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「クラ・ゼミ」がブラジル人学校買収
静岡県と愛知県で学習塾などを運営する総合予備校「クラ・ゼミ」が、東海地方のブラジル人学校「イーエーエス(EAS)」5校を買収し、完全子会社化しました。クラ・ゼミは、静岡県と愛知県で学習塾計48校と通信制高校1校を経営しています。EASは、ブラジルの小中学校や高校の卒業資格を得られる政府認可を受けた学校で、EASの中学を卒業してからクラ・ゼミの高校で日本の高校卒業資格を得るなどを考えている模様。
今後予備校や通信制高校といった教育関連でもM&Aが進んでいくかもしれません。
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富山県で不登校・ニート対策に農業
富山市には、不登校や引きこもりの生徒たちが農業と共同生活を体験する若者自立塾があります。寮生活は農業が基本。日課は朝6時半の起床と散歩から始まります。協力してくれる地域農家の田植えなどを請け負うそうです。
約20年前からの試みで、全国から250人が集まり、巣立っていきました。
昨年11月のまとめでは、05年に始まった全国の若者自立塾で3カ月の合宿を終えた741人のうち421人(57%)が週20時間以上の職に就いたそうです。富山県内の人口減少・高齢化は全国より速いペースで進んでいます。全国で60万人以上と言われるニートの若者が県内で仕事を持ち定着すれば地域の活性化にもつながると期待されています。
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