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高卒認定と高卒資格の違いとは?
高認試験の費用・受け方を解説(2026年2月時点)

高卒認定と高卒資格の違いとは?高認試験の費用・受け方を解説(2026年2月時点)
この記事の目次 

日本では、進学や就職の場面で「高校卒業(高卒)」という学歴が条件になることがあります。 「高校を卒業していないことで将来不利になるのではないか」と不安に感じる人もいるかもしれません。

そのときに知っておきたい制度のひとつが高卒認定試験(高認)です。

この記事では、以下のような内容を解説します。

  • 高卒認定試験とは何か
  • 高卒資格との違い
  • メリット・デメリット
  • 受験方法・費用
  • 合格後の進路
動画で詳しく知りたい人は、こちらからご覧いただけます。
高卒認定と高卒資格の【難易度・費用・受験条件】高認試験の流れも紹介!(2026年2月時点)

【重要】2026年度(令和8年度)から「情報」追加

2026年度(令和8年度)第1回試験から「情報」が試験科目に追加されます。

受験年度によって科目・免除要件が異なるため、必ず最新の受験案内を確認してください。

高卒認定試験とは?

高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)は、文部科学省が実施する国家試験で、「高校卒業と同等以上の学力があること」を認定する制度です。かつては「大学入学資格検定(大検)」と呼ばれていました。

合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができます。

高卒認定と高卒資格の違い

最も大きな違いは、最終学歴が変わるかどうかです。以下に、主な違いを整理します。

項目 高卒認定 高卒資格
最終学歴 原則「中卒」+資格欄に記載 最終学歴が「高卒」になる
大学・専門学校受験 可能 可能
推薦入試の利用 原則不可(在籍校経由ではないため) 学校推薦型選抜・指定校推薦などを利用できる場合がある
履歴書の書き方 学歴欄は中卒/資格欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」 学歴欄に「高等学校卒業」
就職時の扱い 企業によっては「高卒以上」に含まれない場合がある 原則「高卒」として扱われる
学習スタイル 試験合格がゴール(科目合格の積み上げ制) 単位修得・出席日数・在籍期間など卒業要件を満たす
向いている人 できるだけ早く進学資格を得たい/自分のペースで学習したい 最終学歴を高卒にしたい/学校のサポートを受けながら学びたい

高卒認定を受けても学歴が変わらないのならば意味がないのでは……と思うかもしれませんが、高卒資格と同様に大学などへ出願できるようになったり、高校によっては高卒認定試験で合格した科目の単位を卒業単位に加算できる場合があったりと、メリットは多いです。

高卒認定のメリット・デメリット

▽メリット

  • 高校に在籍していなくても取得できる
  • 大学・短大・専門学校の受験資格を得られる
  • 科目合格の積み上げが可能
  • 高校在学中でも受験可能

高校によっては、高認で合格した科目を卒業単位に加算できる場合もあります。

▽デメリット

  • 最終学歴は「高卒」にはならない
  • 独学中心になりやすく、自己管理が必要
  • 必要科目数が多く負担が大きい
  • 年2回しか受験機会がない

▽18歳未満の扱い

全科目に合格しても、満18歳の誕生日以降に合格者として扱われます。

なお、文部科学省の調査によると、高卒認定資格の一般企業における認知度は約69.8%、自治体では約75.6%となっています。ところが、採用試験で高卒認定試験の合格者を「高卒」と同じように扱う、としている企業は約32.8%と低いという調査データがあります。
とはいえ、高卒認定を得て大学に進学・卒業できれば「大卒資格」が手に入るので、選択肢の幅は広がります。

参考)文部科学省「令和5年度 高等学校卒業程度認定試験合格者の企業等における扱いに関する調査の結果について」

高卒資格取得のメリット・デメリット

▽メリット

  • 最終学歴が「高卒」になる
  • 大学・専門学校の受験資格を得られる
  • 学校推薦型選抜などの制度を利用できる可能性がある

▽デメリット

  • 在籍・出席・単位取得など卒業要件を満たす必要がある
  • 学校生活に伴う負担がある
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履歴書への書き方・企業での扱い

履歴書への書き方・企業での扱い

高卒認定に合格すると、履歴書の資格欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と記載できます。

ただし、募集要項に「高卒以上」と明記されている場合、企業によって扱いが異なることがあります。制度上は大学受験資格を持ちますが、最終学歴は「高卒」ではない点は理解しておく必要があります。

なお、面接の際などでは、高卒認定試験を受けた理由を質問されるかもしれませんが、人とは違った自分の経験をアピールして印象付けられるよう、しっかり応えられるようにしておくとよいでしょう。

高卒認定試験は何歳から受けられる?受験資格と条件

高卒認定試験の受験資格・条件は、以下の2点です。

  • 受験年度末までに満16歳以上
  • すでに大学入学資格を持っていないこと

大学入学資格とは、簡単に言えば高校・中等教育学校を卒業した人が得られる資格のことです。中等教育学校は、中高一貫校のような形態の学校を指します。

つまり、すでに高卒認定資格と同等の資格がある人は受けられません。また、年齢も高校に入学できる年齢になっている必要があります。

試験の難易度はどのくらい?

高卒認定試験で求められるのは、中学生~高校1年生程度の学力レベルです。そのため、努力すれば独学でも合格を目指すことはできるでしょう。

また、100点中40~50点前後を取ることができれば合格すると言われているので、高得点を狙う必要はありません。

自分ひとりでの学習に不安のある人は、「高認予備校」などを頼るのもひとつの手です。高認予備校は、マンツーマン指導や集団授業などさまざまな授業形態があるため、自分にあった高認予備校を選ぶことで合格に近づくことができます。

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試験科目と合格要件

高卒認定試験の試験科目(2026年2月時点)は以下の通りです。

教科 科目 必修・選択
国語 国語 必修
地理歴史 地理 必修
歴史 必修
公民 公共 必修
数学 数学 必修
理科 科学と人間生活 選択
物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎 選択
外国語 英語 必修

理科は

  • 「科学と人間生活」+基礎1科目 または
  • 基礎科目3科目

が必要です。

合格に必要な科目数は8〜9科目です。

そして、気になる合格率は以下のようになっています。

令和
7年度
受験者 高卒認定
試験合格者
合格率
令和7年度 第1回 8,493人 3,992人 約47.0%
令和7年度 第2回 8,327人 3,945人 約47.4%

合格率が50%程度なのがわかりますね。もし一度落ちてしまったとしても、何度でも受験可能なので諦める必要はありません。一度合格した科目は次回以降で免除可能なため、2回目以降は勉強する科目を絞ることができます。

なお、高卒認定試験では高校で取得できた単位を活用(免除申請)できますが、高卒認定試験に必要な単位をすべて取得していたとしても、全ての科目を免除申請してしまうと、高卒認定試験には合格できません。

最低1科目以上は受験をしなければ合格できない点に注意が必要です。

なお、令和8年度第1回試験から、「情報」科目が追加されます。受験予定年度の最新案内を必ず確認してください。

受験費用はいくらかかる?

高卒認定試験の受験費用は、受験する科目数によって変わります。

受験科目数 受験料
3科目以下 4,500円
4~6科目 6,500円
7~9科目 8,500円

参考)文部科学省「【資料3-2】⑤高等学校卒業程度認定試験等

自分が受験を考えている科目数と照らし合わせて、お金を準備するようにしましょう。

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申し込みから結果が届くまでの流れ

試験の申し込みから結果が届くまでの流れですが、大きな流れは、以下の4ステップです。

  1. 出願手続きを行う
  2. 受験票を確認する
  3. 受験当日試験を受ける
  4. 結果の通知が届く

1,出願手続きを行う

まずは出願手続きを行います。2023年夏からはオンラインで手続きが完結できるので、時間の取れない方でもスムーズに行えるでしょう。

願書・必要書類を入手する

高卒認定試験を受験するには、願書と必要書類を準備します。願書の請求方法は以下の3通り。

願書の請求方法

  • スマホ・パソコンから資料請求をする
  • 電話で資料請求をする
  • 直接、国が指定している配布場所に受け取りに行く

おすすめは、手間の少ない「スマホ・パソコン」から請求する方法です。受験を考えている人は、テレメール資料請求受付サイトから取り寄せておきましょう。

続いて、出願のために必要な書類についてです。必要書類は、願書を含め4種類あります。

必要書類

  • 願書
  • 住民票・戸籍抄本(初回受験時のみ)
  • 単位修得証明書・単位修得見込証明書様式※1
  • 証明書交付願・各種申請用紙※2

※1:科目の一部免除を申請する場合に必要
※2:合格後、証明書の発行をしたい場合に必要

受験に必ず必要なのは「願書」のみですが、受験科目の一部免除や合格証明書の発行を希望する場合は、追加で書類を提出する必要があるため注意しましょう。

わからないことがあれば、下記の問い合わせ先が有効です。

▼テレメールカスタマーセンター
電話 050-8601-0102
受付 9:30~18:00

願書を記入・提出する

願書が手元に届いたら記入を進めていきます。願書の書き方は以下の通りです。

願書の書き方

  1. 名前・住所の記入
  2. 受験科目を選ぶ
  3. 免除申請(すでに合格している科目を記載する)
  4. 今までの学歴を記入
  5. 最終学歴を記入
  6. 収入印紙・顔写真を貼る

受験地や住民票に記載されている都道府県名(本籍地)については、願書と同封されている「受験案内」でコード番号を確認しながら記入しましょう。

記入にミスがあると受理されない可能性があるので、自分で書く場合も親御さんが書く場合もダブルチェックをしましょう。

願書を書き終えたら「書留郵便」で郵送して終了です。郵送トラブルで届かないなどの事態を避けるため、必ず「書留」で送りましょう。

2,受験票を確認する

受験票が無事に手元へ届いたら、試験会場はどこなのか、受験科目は間違っていないかなどを必ず確認しましょう。当日の遅刻を避けるため、会場への交通手段や混み合う時間帯などは、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

3,受験当日

受験当日は、脳が起きてから活動モードに入ると言われている、試験開始の3~4時間前には起きているとよいです。忘れ物がないか確認し、会場には集合時刻の1時間前くらいを目安に向かうようにしましょう。

必要な持ち物

試験当日の主な持ち物は以下の通りです。当日の朝に慌てないよう、前日の夜までに持ち物の確認は済ませておきましょう。

必須の持ち物

  • 受験票と一緒に送られてきた会場図など一式
  • HB(F、Hも可)の黒鉛筆数本またはマークシート用の鉛筆
  • 鉛筆削り
  • 消しゴム
  • 時計
  • 運転免許証または健康保険証
  • スマホ・携帯電話
  • 財布
  • 飲み物

必要に応じて持っていくもの

  • 上履き
  • 常備薬
  • お昼ご飯(消化がよいもの少量が望ましい)
  • 交通系ICカード

服装はなにを着る?

当日の服装は自由です。ですから、自分が1番落ち着いて試験に臨める服装を選ぶようにします。

季節によっては、会場の冷暖房が効きすぎている場合があります。カーディガンなどの羽織もので、温度調節できるようにしておくとよいでしょう。

試験結果通知が届く

試験結果は、約1ヶ月後に郵送で届きます。全科目合格者の場合は「合格証書」、一部科目合格者には「科目合格通知書」が送られてきます。

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試験合格後の進路はどうする?

高卒認定試験に合格した後の進路として考えられるのは、以下の3パターンです。どの進路が自分にとって理想的なのか考えてみましょう。

  1. 大学へ進学する
  2. 専門学校へ進学する
  3. 就職する

1,大学へ進学する

高卒認定試験に合格すると、大学入学資格を得ることができます。

自分が学びたい分野や志望校がある場合は、あらためて大学受験に向けた勉強を行い、一般入試などで受験することが可能です。

「医学部などの難関学部や海外大学は目指せるのか?」という疑問を持つ人もいますが、制度上は受験資格に制限はありません。

  • 医学部などの難関学部
  • 国公立大学
  • 私立大学
  • 海外大学(アメリカ・アジア圏など)

いずれも、各大学の出願条件を満たせば受験可能です。

ただし、海外大学については出願資格や提出書類が大学ごとに異なるため、必ず各大学の募集要項を確認する必要があります。

2,専門学校へ進学する

高卒認定試験に合格すると、専門学校への入学資格も得られます。

  • 看護
  • 美容師
  • 服飾デザイン
  • IT・ゲーム
  • 保育・福祉系

など、明確な職業目標がある場合は、専門学校進学は現実的な選択肢のひとつです。

専門学校を卒業することで、資格取得や専門スキルの習得につながり、就職への道が具体化します。

高卒認定は、夢を実現するための通過点・手段のひとつと考えることができます。

3,就職する

高卒認定試験に合格すると、履歴書の資格欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と記載できるため、応募条件を満たすケースが広がります。

また、制度上は「高等学校卒業と同等以上」とみなされるため、

  • 一部の公務員試験
  • 国家資格試験
  • 幼稚園教員・小学校教員・保育士などの受験資格

の対象となる場合があります。

ただし、募集要項に「高卒以上」と明記されている場合の扱いは、企業や自治体ごとに異なります。

就職を検討している場合は、必ず応募要件を事前に確認することが重要です。

高卒認定は最短で高卒扱いの資格を得たい人におすすめ

高卒認定は最短で高卒扱いの資格を得たい人におすすめ

高卒認定試験を検討する理由は人それぞれですが、時間をかけずに高卒と同等の資格を得たい人には特におすすめの制度です。しかし、高卒認定を取っただけでは、最終学歴は中卒になってしまうので注意してくださいね。

もし、事情があって高校に通うことができなくなってしまった場合、時間やお金をかけられるのであれば通信制高校という選択肢もあります。

どんな選択肢を選ぶ場合でも、今後の自分の人生をより豊かなものにできるよう、制度の違いを理解し、自分に合ったルートを選ぶことが大切です。

参考文献・引用元

文部科学省:高等学校卒業程度認定試験(試験概要・最新情報)
文部科学省:高等学校卒業程度認定試験規則・告示等
文部科学省:令和7年度高等学校卒業程度認定試験実施結果
文部科学省:高等学校卒業程度認定試験合格者の企業等における扱いに関する調査結果
文部科学省:高卒認定合格によって受験等が可能となる採用試験・国家資格一覧

この記事を書いたのは

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通信制高校ナビ編集部

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