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通信制高校は恥ずかしい? 世間体・周りの目が気になる人へ

通信制高校は恥ずかしい? 世間体・周りの目が気になる人へ

インターネット上の口コミサイトなどで、ときどき「通信制高校は恥ずかしいのですか?」「通信制高校に行きたいけれど世間体が気になります」といった相談を見かけます。
なぜ通信制高校に行くことに対し「恥ずかしい」という気持ちになるのか、どうすれば世間や周りの目を気にしないようになれるのか考えてみましょう。

通信制高校が恥ずかしいと思う理由

ここでは理由として考えられるものを3つ挙げています。ただし、どれかひとつが理由なのではなく、3つ全て、2つ当てはまるという場合もあるでしょう。またこれ以外の理由ももちろん考えられます。

通信制高校にネガティブなイメージがある

不良やひきこもり、勉強が苦手な人が行く場所など「普通の学校に行けない人」が行く場所というネガティブなイメージがあるのかもしれません。
ただ、自分らしい学校生活を送るために、積極的に通信制高校を選択する学生は増えており、全日制の高校に通う生徒数が減っているなか、通信制高校の生徒数は年々増えています

入学者数の推移

イメージだけで判断するのではなく、学校に直接行ってみたり、就職先や進学先を調べてみたりして、まずは実際の雰囲気をつかむとイメージが変わるかもしれません。

全日制高校に対して未練がある

全日制高校に対して未練がある

「全日制高校=普通」という認識から、通信制高校に行くことは「普通ではない」、「普通でありたい」という気持ちがどこかにあるのかもしれません

確かにまだまだ多くの人が全日制高校に進学するので、通信制という選択肢は目立つかもしれません。しかし、無理をして『普通』に過ごす3年間と、少し変わっていてもストレスが小さくマイペースに頑張れる3年間、どちらが自分にとって良いのかで考えてみてはいかがでしょうか。

自分(または自分の子ども)が通信制高校にふさわしくないと思っている

自分(または自分の子ども)が通信制高校にふさわしくないと思っている

もっとできるはずなのに! 今までとても苦労してきたのに! という気持ちから、通信制高校という選択肢を取ることに納得できない気持ちがあるのかもしれません。

通信制高校という選択を取らずとも、高卒認定資格を得て大学や専門学校へ進学することも可能です。納得できないまま選択するのではなく、納得できる選択肢を探してみるのもひとつの手段ではないでしょうか。

世間とは一体何か

世間とは一体何か

ところで、「世間体」の「世間」とはなんなのでしょうか。「世間の人」と単純に言っても、私たちは世界の人すべてと話すことはできませんから、実は気になるのは「世間」という大きな存在ではなく、特定の個人である、ということは多いのです。例えば、近所の人や職場の人、友達や親せき、または自分の親である場合もあるでしょう。

誰の意見が気になるのかはっきりさせると、「まぁいいや」と思えるかもしれません。自分にとっての世間が誰なのかを、まずは明確にしてみてはいかがでしょうか

自分の人生の責任者は誰か

自分の人生の責任者は誰か

「最初はいい人だと思ったのに、こういう嫌なところがあったんだよね」というような話を、自分がしたこと、人がしているのを聞いたことはないでしょうか。こんな風に、他人の評価はすぐに変わってしまいます。それくらい、他人の評価はとても無責任なものなのです。
他人の評価に従った結果、今よりも苦しみが増して病気になってしまっても、高校を中退してもひきこもったとしても、他人には助ける義務はありません。

最終的な選択をする際には、周囲の目よりも、自分の人生にとって何が必要なのか、自分が欲しいものがなんなのかという視点で、自分自身が選択したほうがスッキリするのではないでしょうか

子どもが通信制高校に行くことが恥ずかしいと感じる親御さんへ

子どもが通信制高校に行くことが恥ずかしいと感じる親御さんへ

自分の子どもは当たり前に中学校を卒業して、全日制高校に進学するだろうと思っていた親御さんからすると、聞きなれない通信制高校というものに子どもが進学するのは抵抗を感じるかもしれません。
「誰でも入れる学校ってバカにされるんじゃ…」
「平日学校に行っていない子どもを見て、近所の人がどう思うか…」
「誰かと子どもの話になった時、自分の子が通信制高校だなんて恥ずかしくて言えない!」
こんな風に感じる親御さんもいるでしょう。

しかし、「恥ずかしい」というのは親自身の感情です。その感情を優先することで、子どもからは「子どもの気持ちよりも自分の気持ちの方が大切なのか?」と見える危険性もあります。子どもによっては「自分は恥ずかしい存在なのか」と思う場合もあるかもしれません

もちろん、まだ視野が狭く未熟な子どもに、通信制高校を選ぶことで被るデメリットもあることを、親が説明することも必要でしょう。しかし、反対する場合でも、親の感情はいったん脇に置いて、まずは子どもの将来についての考えや気持ちを聞いてみましょう。
そのうえで不安があれば、反対ではなくまず不安点を伝えてみてください。そして、親の考えを押し付けるのではなく、子どもと一緒に考え結論を出すのです

学校に通うのは子ども自身。子どもが納得した選択ができるよう、親御さんはサポート役としてそばで見守ることも、時には必要なのではないでしょうか。