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通信制高校とは?

通信制高校とは?

高校には、通信制・全日制・定時制と3つの教育課程があります。
通信制高校は、”通信による教育を行う”ため、登校回数などが全日制・定時制と異なりますが、卒業の際に得られる高校卒業資格はおなじものとなります
そのため、通信制高校の卒業後に進学しなかった場合の最終学歴は、”高校卒業”となります。

なお、高校を卒業するためには、全課程共に3年以上の在籍期間を満たしている必要があると、学校教育法により定められています。

ここでは通信制高校のしくみについて詳しく紹介していきたいと思います。

この記事の目次

  1. 通信制高校と全日制・定時制の違いとは
  2. 通信制高校の入学と卒業時期について
  3. どんな人が通っているの?
  4. 通信制高校の仕組み
  5. 課題の添削(レポート)
  6. 面接指導(スクーリング)
  7. 通信制サポート校を利用して卒業を目指す
  8. 技能連携校で専門技術を勉強しながら高校卒業
  9. ここだけチェック! 通信制高校に関するよくある質問

通信制高校と全日制・定時制の違いとは

登校頻度

全日制では平日の昼間、定時制では夜間もしくは昼間に学校へ登校し授業を受けますが、通信制では、週何回通うかを自分で選択できる場合や年1回の合宿に参加するなど、学校によって違います

授業

全日制・定時制では、大まかな時間割が学校側で決められており、授業時間は、全日制では1日5時間~8時間程度、定時制では1日4時間となっています。通信制では、スクーリングという登校日に授業を受けますが、そのほかに自分でレポートを提出し、テストを受けることで単位を取得します

在籍期間

全ての課程で3年以上の在籍期間が必要です
※定時制は4年以上となる学校も存在します。

通信制高校の入学と卒業時期について

通信制高校は単位制・2学期制を採用している学校が多く、入学は4月と10月に行われる学校がほとんどです。その時期に合わせ、新入生を3・4月と8・9月に募集することが多いようです。(もしくは随時募集もあり)
また、転入は随時募集。編入は新入学に合わせて4月と9月に募集するほか、転入と同じく随時募集としている学校も多いようです。

なお、2学期制の学校の多くは3月・9月に卒業を設定します。もちろん必修科目はすべて単位修得、または履修認定をされていること (74単位)が、卒業には必須となります。

通信制高校の入学と卒業時期について

どんな人が通っているの?

通信制高校には、すでに働いている人や、高校を中退した人、学業不振で現在の学校では卒業が困難な人など、さまざまな人が通っています。
最近では、不登校で悩む生徒や、発達障害により通常の学習が難しい生徒などにも適したスタイルとして注目されているほか、芸能活動やアスリート活動と学業を両立させるために通信制高校を選択する生徒もいます。

通信制高校の仕組み

通信制高校の仕組み

通信制高校では、学年制よりも単位制を採用しているところが多いのですが、単位制であれば個人の進度で学習をすすめていくことが可能なため、最短では3年、在籍期間を活用して10年以上かけて卒業する人もいます。

単位は、課題の添削(レポート)、面接指導(スクーリング)、試験(テスト)などを通じて取得していきます。

課題の添削(レポート)

学校が定めた回数のレポートを作成・提出し、添削指導を受けます。レポートと言っても、多くは穴埋め問題が多いようです
なお、以前は教科書で勉強し与えられた課題をレポートにして郵送するのが主流でしたが、最近ではインターネットを活用したeラーニングを実施している学校も増えてきています。

面接指導(スクーリング)

通信制高校にもスクーリングと呼ばれる面接指導があります。
毎日の自宅自習でわからないところ、あるいは疑問に思うことを登校した時に先生に質問するなど直接指導を受ける機会であり、一般的には登校日という考え方をされています
スクーリングは学校によって特色があり、月2回程度が主流ですが、全日制のように毎日登校型から年5日程度の合宿形式の集中スクーリングまで学校やコースによってもさまざまです。

通信制サポート校を利用して卒業を目指す

通信制サポート校を利用して卒業を目指す

通信制サポート校とは、通信制高校に在籍する生徒に対して、3年間で卒業ができるよう単位取得・進級などに必要とされる支援を行う民間の教育施設のことです。
通信制高校と名前が似ていますが、サポート校のみでは、通学しても高校卒業資格を得ることはできません

通信制高校は、自学自習が基本となり学校に行く回数も少ないため、勉強が分からないなどの理由から、途中で挫折してしまう生徒も少なくありません。
そこで、勉強はもちろん、精神面や生活面といった部分でもサポートをしてくれる機関として、通信制高校と共にサポート校も利用する生徒が増えてきています。

技能連携校で専門技術を勉強しながら高校卒業

技能連携校とは、高等専修学校に入学すると同時に、広域通信制高等学校にも入学することで、3年間で2つの学校を卒業するというものです
高等専修学校での専門的な授業の単位も、高校卒業に必要な単位として認められるため、専門的な技術を学びながら高卒資格も取得できます。

高校卒業時点で専門分野の資格を取得して働きたい、学びたい専門分野が決まっているが、学年制には不安があるというような生徒に向いている機関です。

ここだけチェック! 通信制高校に関するよくある質問

「通信制高校についてあまりよく知らない…」
そんな方でもここを押さえておけば大丈夫! という重要ポイントを最後にまとめました。

Q.通信制高校ってどんな仕組みなの?高校卒業資格は取れる?

A.通信制とは全日制・定時制と並ぶ高校課程の1つです。そのため得られる高校卒業資格は同じものとなります。登校頻度が少なく、基本的には自宅学習となりますが、レポート提出とテスト、決まった回数のスクーリングによって単位を取得していきます。

Q.通信制高校のメリットは?

A.自分のペースで勉強できるほか、バイトや夢の勉強などやりたいことをやる時間が十分に取れます。また学年制ではないので留年することもありません。柔軟なシステムであるため、不登校経験者や持病がある人、芸能人やスポーツ選手など、多様な人に選ばれています

Q.現在高校生です。途中から通信制高校に転校できる?

A.通信制高校では、転入と編入を随時受け入れている学校が多くあり、途中から転校することも可能です。在籍している高校で取得した単位があれば、それを引き継ぐことができるため卒業時期を同級生と同じにできる可能性があります。

Q.どうやって無理なく通える通信制高校を選べばいいのか分からない...

A.当サイトでは47都道府県から通信制高校を検索できるほか、学校の特徴からも検索することができます。気になった学校があれば無料で資料請求も可能です。たくさんの学校から選ぶのは大変ですが、学校見学や個別相談にも足を運ぶことで納得できる学校選びができるのではないでしょうか。

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