起業を目指していない子も、みんなが成長してる! N高・プロジェクトN先生インタビュー

取材

2017/11/28

N高等学校 通学コースにて行われている、長期実践型学習「プロジェクトN」。

学生自身がプロジェクトを立ち上げ形にしていく、それがこの学習の特徴です。しかし、迷うことや行き詰まることもあるでしょう。そんな学生を支えているのが、プロジェクトN主担当の鈴木先生や、TA(ティーチング・アシスタント)である太田さんといった存在です。

これだけのことにチャレンジできる機会はなかなかない

鈴木先生

プロジェクトN主担当

 

── プロジェクトNにはどんな生徒が集まっているんですか?

鈴木先生「プロジェクトNは、通学コースの中でも週5日コースに通っている生徒たちが任意で参加するカリキュラムなのですが、活動が長期間になるため、プロジェクトの開始時点で生徒の意欲や意思を確認しています。そのため、長期間頑張ろうという気持ちのある生徒が集まっていますね

── プロジェクトNの特徴と言えるのは、どんなところだと思われますか?

鈴木先生「一般的なプロジェクト学習というのは、テーマが最初からある程度絞られることが多いです。でも、N高のプロジェクトNはテーマ設定に制限を設けていないんですよ。
生徒たちがやりたいことをやってもらう。だからこそ一人ひとりの個性が活かされますし、これだけ自由なプロジェクト学習はほかにはないのではないでしょうか。優秀なプロジェクトチームに、起業支援金が提供されるのもプロジェクトNの大きな特徴だと思います」

── プロジェクト立ち上げから起業までのサポートはどのようなことをやっているんですか?

鈴木先生「必ずしも起業しなければいけないわけではないのですが、起業できるスキルや大きなプロジェクトを進めるチカラを身につけさせてあげることが大切だと考えています。ビジネスプランや経営について考えたり、他のメンバーや外部の方と協働したりすることによって、起業やプロジェクトマネジメントに必要な考え方やスキルを身につけてほしいですね。
現状だと、具体的なサポートは教職員が相談に乗ることがメインなのですが、最終的にはプロのコンサルティングの方に相談するところまでもっていきたいと考えています」

── 起業を目的にしている生徒さんは多いのでしょうか?

鈴木先生「最初から起業を意識している状態で入学してきた生徒は1人だけですね。大半の生徒がプレゼンのスキルをつけたいとか面白そうだからとか、漠然とした状態からスタートしています。でも、ビジネス観点でプロジェクトを進めているグループもいるので、無意識だとしても結果的に起業が可能なグループは何チームかいると思いますよ

── 生徒さんにはどのような気持ちでプロジェクトNに取り組んでもらいたいですか?

鈴木先生「これだけのことにチャレンジできる機会は日常でなかなかないので、結果はどうであれ、最後までやりきってほしいです。あとは、プロジェクトNで各生徒が取り組んでいることや、その経験が一般社会の中でどれくらいすごいことなのか、どれだけ価値のあることなのかに気づいてほしいですね。価値付けてあげることで、だんだん生徒たちの価値観が形成されていくし、それが社会に出て役立つスキルに繋がると思うんです」

── 最後に、N高等学校に入学を検討している方へのメッセージをお願いします。

鈴木先生「本当にやりたいことがあるのであれば、とことんまで突き詰められる環境です。希望すれば起業まで支援しますし、自信を持って受け入れられる体制がありますので、興味のある方は是非N高等学校へ来てください」

すべてにおいて成長しているなと感じます

太田さん(TA)

成蹊大学 大学院1年生

 

── N高等学校のTAをはじめたきっかけはなんだったのでしょうか?

太田さん「私の知り合いのお子さんがN高等学校のネットコースに入学して、その子からN高等学校の話を聞くうちに興味が出たのがきっかけです」

── プロジェクトNで生徒が行き詰まったとき、どのようなアドバイスをしていますか?

太田さん「通学コースのTAは生徒に教えるのではなくサポートする仕事、言ってみれば伴走者なんです。なので、TAから一方的に生徒に働きかけるということはないのですが、生徒から相談を受けたときは、何に対して行き詰っているのか、どういうことに問題があって進むのが困難なのか、まずは原因を探ります。
アドバイスをするというよりは、話を聞いて、導いてあげる感じですね。アドバイスをしてしまうと、生徒の意思ではなくなってしまうので、代わりの案を出すのではなく、生徒に気付かせてあげることを大切にしています」

── 生徒たちは、プロジェクトN開始時点と今で、どんな変化がみられますか?

太田さん「発表の仕方が堂々としていたり、プロジェクトの内容が形になってきたり、コミュニケーションの取り方が上手くなっていたり、すべてにおいて成長しているなと感じます。最初はみんな右も左もわからない状態だったので、プロジェクト活動を進めていく中でだんだんと自信がついてきたのかなって」

おわりに

N高等学校は、自分のやりたいことが思いきりできる環境で、生徒さんも先生方もとても活き活きしているのが印象的でした。生徒の個性やチャレンジ精神を大切にしているので、全日制高校では経験できないことも、N高等学校ならできるかもしれませんね。

プロジェクトNは起業を目指していなくても、やりたいこととやる気があれば誰でも参加できるとのことなので、興味がわいた方は、是非N高等学校の説明会に行ってみてくださいね。

 

取材協力

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校

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この記事を書いたのは

通信制高校ナビ「リアル通信制」編集部